
FXでチャート分析を行い場合、最もシンプルで分かりやすいテクニカル指標は『移動平均値』になります。今回はこの移動平均値について解説いたします。
目次
移動平均値とは!?
『移動平均線』とはその名前の通り、平均値を示すテクニカル指標です。
『移動平均線』は、当日から遡ったある一定期間の終値平均値を、1日ずつずらし、グラフ化し、日々の株価の傾向をみようとする指標です。 特徴は株価の動きを1つの流れとして捉えることです。 作成方法は簡単で、10日移動平均線であれば10日分の終値を合計して10で割ります。 考え方からいえば、その期間の平均値です。
移動平均値の計算方法
移動平均値の計算方法を解説します。
項目 | 値 |
---|---|
当日の終値 | 84.59 |
1日前の終値 | 84.77 |
2日前の終値 | 84.91 |
3日前の終値 | 85.48 |
4日前の終値 | 84.86 |
平均値 | 84.922 |
計算式
(84.86+85.48+84.91+84.77+84.59)÷5=84.922
これを、『単純移動平均線(SME)』と言います。
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移動平均線の種類
『移動平均線』には幾つかの種類があります。代表的な『移動平均線』の種類について解説いたします。
- 単純移動平均線(SME)
- 指数平滑移動平均線(EMA)
単純移動平均線(SME)
先ほど説明した『移動平均線』で単純に数値を平均した『移動平均線』です。
指数平滑移動平均(EMA)
単純移動平均線(SME)の10日移動平均線では、9日前と当日の為替レートが同等に扱われます。
一方、為替レートは直近の値動きに影響を受けやすく、過去になればなるほど影響力は少なくなります。
この問題点を解決したのが、直近の為替レートをより重要視した移動平均線がEMAと呼ばれる指数平滑移動平均線です。
直近の値動きをどれだけ重要視するかの値が「平滑定数α」で通常は2倍で計算します。
「(当日の終値)×α+(前日のEMA)×(期間n-1)」÷「n+1」
『単純移動平均線』と『指数平滑移動平均線』
メタトレーダー(MT4)のチャートで『単純移動平均線』と『指数平滑移動平均線』を比較しました。
図は、『単純移動平均線』と『指数平滑移動平均線』を同時に表示したチャートです。図中の実践が『単純移動平均線』、2点鎖線が『単純移動平均線』になります。
大差はないものの、『単純移動平均線』のほうが若干方向性が速くでる傾向にある事が分かります。
日足
移動平均値:5
まとめ
移動平均線について理解できたのではないでしょうか。移動平均線は原始的で最も投資家に使用されているテクニカル指標の1つです。是非活用してみてください。
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