
私もご多分にもれず長年のPC作業の連続で、十数年間肩こりの症状が続いています。会社を辞めたので本気でこの肩こりを解消したいと考えました。ネットにあった肩こり解消方法について調べてみました。
目次
肩こりの原因って何?
そもそも肩こりってなぜ起きるのか?原因について調べてみた。
筋肉疲労

同じ姿勢を続けたり、特定の筋肉を使い続けると、乳酸などの物質が作られ筋肉が硬くなり肩こりになります。
乳酸
乳酸(にゅうさん、lactic acid)は、有機化合物で、ヒドロキシ酸の1種である。乳酸は筋肉疲労の原因物質として考えられています。
乳酸 – Wikipedia
血行不良
血のめぐりが悪くなると肩がこります。逆に血行が良くなれば肩こりは解消します。に入浴やマッサージをすると血行が良くなり肩こりが解消します。
この原因は疲れて硬くなった筋肉が近くを通る血管を圧迫し、血のめぐりを悪くしてしまいます。すると筋肉の中に発生した乳酸等が流れていかず、筋肉内にたまってしまいます。
また、筋肉にとどく酸素の量も減り、さらに乳酸が作られ、筋肉が硬くなります。そうすると、ますますコリを感じるようになります。
末梢神経の傷
最後の原因は末端神経の損傷が原因の場合があります。疲れて硬くなった筋肉や、たまった乳酸等の刺激によって、近くを通る末梢神経は圧迫されたり、傷ついたりします。
末梢神経は、それ自体が痛みやしびれを脳に伝える神経であるため、圧迫されたり傷つくと、その場所がジーンとしたり、違和感が生まれたりします。それが肩こりや痛みとして感じられるのです。
末端神経
体の各部に存在する神経繊維である。
末梢神経 – Wikipedia
[more2]
肩こり対策
肩こりはストレッチやマッサージ、薬を飲むなど様々な方法で解消することができます。肩こり解消の方法について調べてみました。
ストレッチで肩こり解消方法
定期的にストレッチを行うことにより肩こり解消が可能です。
「さとう式リンパケア」で肩こりをすっきり改善
瞬間的に肩がグニャグニャになる簡単な肩こり解消方法です。是非試してみてください。
ニューストレッチ⑥(あべこべ体操) 30秒で首がほぐれてしなやかになる
実際には30秒でできませんが、やってみたら効果ありました。
漫画家が病院で教わった肩こりによく効く体操
漫画家の藤丸あおさんは、ひどい肩こりに悩まされていましたが、上記の「病院で教わった、1回50秒程度でできる体操」を試した結果、肩こりが解消されたそうです。
この体操の詳細を上記のイラスト付きでTwitterに投稿した結果、多くの方にお気に入り登録され「確かに効きますね」「効果バッチリ」などと反響を呼んでいます。
肩甲骨はがし
「肩甲骨はがし」と呼ばれる肩甲骨ストレッチは数多くありますが、中でもどこでも簡単にできるものをご紹介します。
1.正面を向いたまま頭を左に倒し、耳を左肩に近づけて止める。これを30秒間保つと、首から肩に広がる僧帽筋上部線維を伸ばせる。頭を左に向けて倒し、鼻を左肩に近づけて30秒間静止すると、首筋にある肩甲挙筋を伸ばせる。左右交互にやって、3セットを目安にする。
2.両腕を開いて肘から上を天井に向けたまま、肩甲骨を下方向に動かす。十分に下まで下がったと感じたらその状態を5秒維持し、その後元に戻す。この動作を10~20回繰り返す。上部線維と肩甲挙筋を伸ばす効果もある。
パソコン作業中なら1時間に1回を目安に行いましょう。通常のデスクワークでも「疲れたな」と感じたらストレッチをやるようにする。こまめに実行すると血行もよくなり、肩こりを和らげる効果も高まります。
マッサージによる肩こり解消方法
マッサージでも肩こり解消が可能です。ネットで見つけた肩こりに効くマッサージをご紹介いたします。1人ではできないので恋人とかに頼んでやってもらいましょう。
10秒で肩こりが消失(リンパは流さない)
1.肩こりの人に上を向いて寝てもらいます。
2.相手の右手首を持ち上に持ち上げます。
3.軽くヒジが曲がるようにし、相手の手は体の内側で下に向くようにします。
4.左手で持っている相手の右腕を軽く揺らしてあげながら、右手のひらで相手の首から鎖骨⇒背中から鎖骨⇒肩から鎖骨の順番で軽く3回なでる。
たったこれだけで肩こりがスッーっと解消してしまいます。
薬を飲むことによる肩こり解消方法
薬を飲む事でも肩こり解消が可能です。肩こりにはビタミンを摂ることが効果的です。
肩こりの解消には、ビタミンB1、ビタミンE、活性型ビタミンB12、葉酸の接種が有効です。
ビタミンB1
ビタミンB1には、食事で摂取した糖質を、筋肉などに必要なエネルギーに変える働きがあります。筋肉の使いすぎで負担をかけると、乳酸がたまり、硬くなったり張った感じがします。ビタミンB1はそのような筋肉の疲労を回復させる働きをもっています。
ビタミンB1配合の薬
ビタミンE
ビタミンEには、血液の成分である赤血球や、血管などを柔らかく保つ働きがあり、この働きによって血行が改善されます。血行が良くなると筋肉にたまった乳酸等が運び出され、筋肉に酸素と栄養をとどけられるため、筋肉の硬直=肩こりがやわらぎます。
活性型ビタミンB12
活性型ビタミンB12は、傷ついてしまった末梢神経を修復する働きがあります。末梢神経はたんぱく質とリン脂質という成分でできており、傷ついた時の修復には、これらの成分を補う必要があります。活性型ビタミンB12はたんぱく質とリン脂質の合成を促進し、末梢神経の傷を修復します。
葉酸
葉酸はビタミンBの一種で、活性型ビタミンB12の働きを助ける働きがあります。傷ついた末梢神経を修復するには、それを構成している成分である、たんぱく質を補う必要があります。このたんぱく質が作られるときに必要となるのが葉酸であり、活性型ビタミンB12が末梢神経の傷を修復する際に利用されます。
肩こりに効果の高い薬
ナボリン(エーザイ)
筋肉疲労に効果のあるビタミンB1、血行不良を改善するビタミンE、末梢神経の傷を修復するビタミンB12を配合しています。肩こり、眼精疲労や腰痛を、身体の内側から改善します。
アリナミンEX(武田薬品工業)
ビタミンB1、B6、B12およびビタミンEを配合しており、肩こりや眼精疲労、腰痛によく効きます。
キューピーコーワ(興和)
眼精疲労や肩こりによく効きます。ビタミンB1、オキソアミジン末、L-アスパラギン酸マグネシウム・カリウム、ガンマ-オリザノールといった4種のビタミンを同時配合しています。
まとめ
肩こりは、日本人の大人の3人に2人は、肩こりに悩まされているといいます。今回ご紹介させていただきた方法でも少しは肩こり解消につながるのではないでしょうか。是非試してみてください。