【ヒラメ】のルアーカラー(色)の選び方・カラーローテーション・天候(晴れ・曇り・雨)・時間(朝・昼・夕方・夜間)

【ヒラメ】をルアーで釣りたいと考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、ルアーのカラー選びとなると何を選んで良いか分からないと言う方も多いと思います。そこで今回は、その【ヒラメ】用のルアーのカラーをどのように選べば良いかについて解説させて頂きます。



[more2]


目次

【ヒラメ】はカラーを識別できるか

【ヒラメ】をはじめとする魚類は色を識別することが可能です。魚類は人間よりも色を細分化して認識することができます。実際に哺乳類と魚類の色覚を比較すると、哺乳類は、3種類(赤・青・緑)を認識できるのに対し、魚類は、4種類の色を認識することができます。魚類は人間が認識出来る3種類に加え紫外線領域の波長の色も認識できるそうです。

参考:魚の色覚はすごい!(東京大学の河村正二研究室調べ)


背景色を変えてシーバス(鱸)の反応を調べた実験

実際に、シーバス(鱸)を使い、背景色を変えて、シーバス(鱸)が反応しやすい色を調べた 鹿児島大学水産学部大学の論文で、シーバス(鱸)が色(カラー)を認識できることが証明されています。この論文は、背景色を変え反応しやすい餌の色を調査した実験を行っています。シーバス(鱸)は、背景色とコントラストの大きいカラーに反応しやすいという実験結果が得られています。

関連コンテンツ

シーバスが反応しやすい色(カラー)



[more2]


【ヒラメ】がルアーを見る方向

【ヒラメ】が他の魚類と同様に色を認識できると仮定すると、【ヒラメ】から認識しやすいカラー(色)は、その存在を【ヒラメ】に認識されやすくなるため釣果の差になると言えます。【ヒラメ】は、海でのルアー対象魚であるシーバス(鱸)や、【ヒラメ】と同一エリアで釣ることができるマゴチと異なり、【ヒラメ】の頭上を通るものに反応します。これは、【ヒラメ】が海底に身を隠し眼が上に付いていることに起因します。この特性を考慮しルアーカラーを選ぶ必要があります。

実際に、シーバス(鱸)は、目が左右に付いていてボトム(底)、中層、表層付近を回遊しどのレンジのルアーにも反応してきます。マゴチは、ボトム(底)で餌を待ち受け、目が前方に付いているため、ボトム(底)付近(目の前)を通るルアーに良く反応します。この特徴を考えると、【ヒラメ】は、常時、空の色を背景色にルアーを見ている事になります。

【ヒラメ】が、下から上を見ていると仮定すると、最も重要なカラー(色)は、ルアーの腹(下側)のカラー(色)と言えるのではないでしょうか。


背景色の条件

背景色に対して目立つ色が、【ヒラメ】に認識できるカラー(色)と仮定すると、背景色の色や光量により、その条件を分けることができます。色は、光を反射した結果として認識できるもので、光を全て反射する色が白(ホワイト)、光を全て吸収する色が黒(ブラック)になります。

ルアーカラー(色)に使用されることの多いシルバーとゴールドについては、シルバーは、概ねどの光の色でも大部分を反射し、ゴールドは、600nm~700nm(黄色~赤)の光を良く反射します。

つまり、シルバーは、光の色に依存しにくく多くの光を反射します。一方、ゴールドは、黄色、赤系の光を良く反射します。反射率という観点では、光の色に依存しにくく汎用性の高いカラーと言えます。


  • 朝・夕マズメ
  • 昼間(晴れ)
  • 昼間(曇り)
  • 昼間(雨)
  • 夜間


朝・夕マズメ

朝・夕マズメは、光量が少ないため、光を反射する白、シルバーが目立つカラー(色)と推定できます。また、朝焼け、夕焼けのように、赤い光が強い場合は、シルバーと同様にゴールド系も目立つカラー(色)と推定できます。


昼間(晴れ)

水深にもよりますが、ルアーに対する背景色は晴天の青い空になります。青に対して、コントラストが大きい色は、カラーチャートの反対側にあるオレンジ、赤(レッド)系のカラーになります。また、黒(ブラック)は、全ての光を吸収するためシルエットがハッキリします。光が強い昼間は、光を良く反射するシルバーが有効と言えるかもしれません。


昼間(曇り)

曇りの場合は、白い雲が空を覆っていると考えると、背景色は、白、灰色となります。白は、背景色と同じになり目立ちません。一方で、黒は全ての光を吸収しシルエットがハッキリします。

バス釣りでは、多くのバスプロが、最強のワームカラー(色)として黒(ブラック)を選んでいます。

関連コンテンツ

バスプロが選んだ最強のワームカラー


昼間(雨)

雨の場合は、空が黒い雨雲に覆われているため、背景色は黒に近い色になります。光陵が少ない場合は、全ての光を反射する白(ホワイト)のシルエットがハッキリします。白と赤を混ぜ合わせたピンク系や、白と緑を合わせたチャート系も同じ様な効果があると推定できます。また、多くの光を反射するシルバーは有効と推定できます。


夜間

夜間は、太陽光の光がないため、背景色は黒になります。雨の場合と同様に、白(ホワイト)、ピンク、チャート、シルバー系が有効と推定できます。


まとめ
条件 カラー(色)
朝・夕マズメ 白(ホワイト)・ピンク・チャート・シルバー・ゴールド
昼間(晴れ) オレンジ・赤・ブラック・シルバー
昼間(曇り) 黒(ブラック)
昼間(雨) 白(ホワイト)・ピンク・チャート・シルバー
夜間 白(ホワイト)・ピンク・チャート・シルバー



[more2]


ヒラメ用【ルアー】

ヒラメルアー【TOP】
ミノー
メタルジグ
バイブレーション
鉄板バイブ
スプーン
スピナーベイト
ワーム
激安ルアー
最強(人気・おすすめ)【サーフで釣れるヒラメ(平目)ルアー】これだ持ってれば必ず釣れます!ミノー・メタルジグ・ワーム 最強(人気・おすすめ)【サーフで釣れるヒラメ(平目)ルアー】これだ持ってれば必ず釣れます!ミノー・メタルジグ・ワーム



[more2]


まとめ

いかがでしたか。【ヒラメ】のルアーカラー(色)についてご紹介させて頂きました。今回は、魚が認識できる色、ヒラメが見ている方向とその背景色にたいするコントラスト、光の反射率等の理論的な数値を用いて、【ヒラメ】が認識しやすいであろうカラー(色)を推定してみました。概ね一般的に言われているおすすめのカラー(色)と近い結果になったのではないでしょうか。

【これを見ればヒラメ(平目)は釣れる!】ルアー、道具、ポイント(場所)、季節等【ヒラメ(平目)フィッシングの全て】 【これを見ればヒラメ(平目)は釣れる!】ルアー、道具、ポイント(場所)、季節等【ヒラメ(平目)フィッシングの全て】



[more2]


ヒラメ釣り ブログランキングへ