ルアーの『カラー』って何を選べばいいの(選び方)!?釣れる『カラー』は実験で解明されてた!?これでブラックバス、シーバス、ヒラメ用の『カラー』選定は迷わない!?

なぜこんなにルアーには『カラー』があるのかと疑問に思っている人も多いのではないでしょうか!?実際にこれらのルアーの『カラー』については色々な人が色々な事を言っていますが、正しいのだろうか!?関係あるの!?という人も多いのではないだろうか!?

そこで、これらルアーの『カラー』について定量的に行われた実験を基に書かれた論文等はないのかと探したところ、興味深い論文があったのでご紹介させて頂きます。

論文:異なる背景色におけるスズキのルアー色の選択



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実験方法

論文に記載されている実験方法について簡単に説明させて頂きます。


実験目的

魚の餌の色選択が背景色の違いによってどのように変化するかを知るため。


魚種

スズキ


実験方法

背景色が変更できる水槽の中に、スズキを放し、背景色(白、赤、緑、青)を変化させながら、色の異なる擬餌(ルアー)5種類(透明、白、赤、緑、青)を落とし、魚の反応を測定。




実験結果と考察

(1)スズキが捕食した擬餌は背景色により異なった。

(2)背景色が赤と青の時、白の擬餌に対する捕食頻度が高かった。

(3)背景色が白の時、緑の擬餌にたいする捕食頻度が顕著に高かった。
 →スズキの選択する餌は、コントラストが大きい色の組合せで捕食頻度が高くなる。
  →特定の水色における効果的な疑餌の色を見つけることは可能。

(4)透明な疑餌は、総捕食回数が高かった。
 →コントラストの閾値が人より低いため、人には見えにくい色も識別可能である事に起因してると推定。
 →通常捕食している餌と似ている透明な色に反応す事に起因してると推定。


コントラストが大きいとは!?

コントラストとは、対比のことを指します。対比される内容は、明度(明るい・暗い)・彩度(鮮やかさ)などがありますが、色の対比で、明暗の差が大きい場合には「コントラストが高い」「コントラストが大きい」、明暗の差が小さい場合には「コントラストが低い」「コントラストが小さい」と表現されます。



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実際のルアーの『カラー』選定に生かそう!

上記実験結果より、コントラストが大きい場合、魚の捕食確率が高くなるため、ターゲットにするブラックバス、シーバス、ヒラメ等の目線に対して、コントラストの大きいルアーカラーを選択すれば、効率良くルアーを発見されやすくなるため釣果が伸びる可能性があるようです。

画像は、カラーチャートです。対角に結ばれた組合せが最もコントラストが大きい組合せになります。これらの組み合わせでルアーカラーの選定を行うと、最も魚から認識されやすくなります。


ブラックバスの場合


想定条件:マッディーウォーターで中層にサスペンドしている場合

■マッディーウォーターの水中

この場合、最も目立つカラーは、グリーン系の反対側にある紫~赤系のカラーがコントラストの大きい(認識されやすい)色と推定出来る。マッディーウォーターで中層を狙うクランクベイトの色は、これらの色が良いのかもしれない。


想定条件:砂、ゴロタ石がある湖底を見てる場合

■砂とゴロタ石が混在する湖底

最も目立つカラーは、グリーン系の反対側にある紫~赤系のカラーがコントラストの大きい(認識されやすい)色と推定出来る。なので、ボトムを攻める、ワームのカラーは、これらの色が良いのかもしれない。


シーバスの場合


想定条件:夜回遊している場合

■夜中の水中

夜間で空の色が暗く、海の中が濃紺に近い場合、カラーチャートで濃紺の反対側にある黄色系の色が、コントラストが大きく目立つ色と推定出来る。なので、夜に使うミノー等の色は、これらの色が良いのかもしれない。


ヒラメ(平目)の場合


想定条件:早朝で晴れていて水質がクリアーに近い場合

■昼間の水中

晴れた日にヒラメを昼間に釣る場合、ヒラメは常時上を通るベイトを気にしているとすると想定した場合、晴れた空の色は、水色や青に近い色で見えると仮定すると、コントラストの大きい目立つ色は、青系のカラーチャートの反対側にある、赤系~オレンジ系の色が有効的であると推定できる。ボトム付近を狙うバイブレーション等は、これらの色が良いのかもしれない。


透明はオールマイティ!?

実験結果では、透明のルアーは、背景色に依存しないで釣果を期待出来る可能性があるとのデータでした。透明のルアーは背景色に関係なく持っていると有利になるかもしれませんね。ただ、そんなに透明のルアーって売ってなかったという気がします…




まとめ

この文献を発見した時、正直感動しました。今までは、どちらかというと、上級者の方の経験的な感覚でルアーカラー推奨がされていました。また、人によって微妙に見解が異なる等、一般人には少しカラー選定に迷いがあったような気がします。

一方で、この論文のように実際の実験データを拠所にした考え方はなかったように思います。これらデータを生かし、実際に実践して、釣果の差が実感出来れば、大変良いデータであると言う事が言えるかも知れません。

ただ、狙った魚がどの様な色でどこを見ているかによって、選ぶカラーが変わってしまうため、その魚目線がどの様な背景色になっているか、また、どのように想定するかが、釣果を左右することになるのではないでしょうか。

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