
ルアーカラー(色)を選ぶ時に迷うという方も多いのではないでしょうか。今回は、シーバスでルアーのカラー(色)と背景色を変え、シーバスがどの場合に反応しやすいかという調査を行った論文を見つけたので、その内容をご紹介させて頂きます。
目次
論文の概要
題名 | 論文:異なる背景色におけるスズキのルアー色の選択 |
魚種 | シーバス(鱸) |
目的 | 背景色を変えた場合にシーバス(鱸)がどんなルアーカラー(色)に反応しやすいか確認するため。 |
実験方法 | 背景色が変更できる水槽の中に、スズキを放し、背景色(白、赤、緑、青)を変化させながら、色の異なる擬餌(ルアー)5種類(透明、白、赤、緑、青)を落とし魚の反応を測定。 |
実験結果 | ・スズキ(シーバス)が捕食した擬餌は背景色により異なった。 ・背景色が赤と青の時、白の擬餌に対する捕食頻度が高かった。 ・背景色が白の時、緑の擬餌にたいする捕食頻度が顕著に高かった。 →スズキの選択する餌は、コントラストが大きい色の組合せで捕食頻度が高くなる。 →特定の水色における効果的な疑餌の色を見つけることは可能。 ・透明な疑餌は、総捕食回数が高かった。 →コントラストの閾値が人より低いため、人には見えにくい色も識別可能である事に起因してると推定。 →通常捕食している餌と似ている透明な色に反応す事に起因してると推定。 |
コントラストについて
コントラストとは色の対比をさします。対比される内容は、明度(明るい・暗い)・彩度(鮮やかさ)等です。色の対比で明暗の差が大きい場合には「コントラストが高い」「コントラストが大きい」、明暗の差が小さい場合には「コントラストが低い」「コントラストが小さい」と表現されます。
魚種別【ルアーカラー(色)】の選び方
実験結果より、コントラストが大きい場合魚の捕食確率が高くなるため、ターゲットにするバス、シーバス、ヒラメ、マゴチ等の目線に対して、コントラストの大きいルアーカラー(色)を選択すれば、効率良くルアーを発見されやすくなり釣果が伸びる可能性があると言えます。
但し、この実験は、シーバス(鱸)を使った実験で、その他の魚(ヒラメ・マゴチ・バス)が、シーバス(鱸)と同じ色覚能力を持っているかは不明です。ここでは、全ての魚が、シーバス(鱸)と同じ色覚を持っていると仮定して、話を進めます。
画像は、カラーチャートです。対角に結ばれた組合せが最もコントラストが大きい組合せになります。これらの組み合わせでルアーカラーの選定を行うと、最も魚から認識されやすくなります。
バス釣りの場合
想定条件:クリアウォーターで中層にサスペンドしている場合
■クリアウォーターの水中
クリアウォーターの中層では、背景色が緑がかった色になるため、ルアーカラー(色)は、薄紫系の色が最も目立つ色になります。
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想定条件:砂、ゴロタ石がある湖底を見てる場合
■砂とゴロタ石が混在する湖底
砂とゴロタが混在する湖底は、薄い黄色と緑が混ざった背景色になります。この場合、ワームカラー(色)は、濃いブルー系のカラー(色)が最も目立つ色になります。
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シーバスの場合
想定条件:夜回遊している場合
■夜中の水中
背景色がダークブルーの場合、最も目立つ色は、黄色系のカラー(色)になります。早朝、夕方、夜には、このようなカラー(色)が有効と言えます。
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ヒラメ(平目)の場合
想定条件:早朝で晴れていて水質がクリアーに近い場合
■昼間の水中
晴れた日にヒラメを昼間に釣る場合、ヒラメは常時上を通るベイトを気にしているとすると仮定した場合、晴れた空の色は背景色として水色や青に見えます。目立つ色は、青系のカラーチャートの反対側にある、赤系のカラー(色)が目立ちます。
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透明は万能
実験結果では、透明のルアーは、背景色に依存することなく(関係なく)釣果を期待出来る可能性があるとのデータでした。透明のルアーは背景色に関係なく持っていると釣果を増やす事ができるかも知れません。
レッドヘッドの優位性
レッドヘッドは、昔からシーバス・ヒラメ・マゴチ等が良く釣れるルアーカラー(色)としてその地位を不動のものとしてきました。しかし、理論的な根拠については、分からないままでした。
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まとめ
今までは、どちらかというと上級者の方の経験的な感覚でルアーカラーが推奨がされていました。また、人によって微妙に見解が異なる等カラー選定に迷いがありました。一方で、この論文のように実際の実験データを拠所にした考え方はなかったように思います。これらデータを生かし、実際に実践して、釣果の差が実感できれば、良いデータであると言う事が言えるかも知れません。ターゲットとしている魚がどの様な背景色を見ているかにより選ぶカラーが変わります。状況に合わせてカラー(色)選定をするようにしてください。
【自由な時間とお金を手に入れよう】
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